アナクロノーム pi5

SEVEN

2008年08月10日 14:26

いまは加工技術の発達によって、さまざまな加工デニムを購入できますね。
いい感じに出たヒゲや耳の当たり、擦れ。
買った瞬間から穿き込んだようなカッコイイ色落ちを楽しめます。


そんな時代だからこそ、自分だけのデニムを一から育てて穿き込んでみたい。
そういうかたにこれ以上無いだろうというデニムが入荷しました。









アナクロノーム / pi5 ¥23,100-





今多く目にしているデニム生地は、生機(キバタ)の状態から毛焼き、水通し、スキュー、サンフォライズド、ノリ付けといくつもの行程を経て出来上がっているものです。
このデニムは、シャトル織り機から取り出したそのままの生機の状態の生地を使用しています。
(1960年代以前はこの様な技術が未熟だったため、ほとんどのデニムがこの生機に近い状態でした。)














糸はジンバブエコットン。それをオリジナルのムラ状に紡績しています。
これも、太さが目立つムラ感ではなく、細かい箇所がシャープに色落ちし、タテ落ち感が出るようにしています。
ナチュラルで不均一なムラです。













現在では染めの技術もあがり、インディゴ色を濃くしても色を安定させることが可能ですが、当時はなかなか濃いインディゴ色に染め上げることが困難でした。そういった背景と実際のデッドストックを参考に、ピュアインディゴ100%で当時のような濃すぎないインディゴ色を表現しています。







オリジナルの細幅のミミ。
隠しリベットや糸の色変え、番手変え随所のチェーンステッチなどは当然。







お店で説明することがないくらい、詳しく書いてしまいました(笑)
最後に着用画像を。








洗い方などは店頭で説明します。
履きまくって育てて、本当の自分だけのデニムに仕上げてみてください。